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物置を自分で解体して持って行ったら0円で処分することができました

Point

古い物置の中を整理して、要らないものをほとんど処分したと以前ブログに書きましたが、中が空っぽになったので、今度は物置そのものを解体して処分しました。

物置を解体する

まず、物置の状態を確認します。土台部分はコンクリートブロックが二段重ねになっていて、湿気がこもらないようになっています。物置自体の高さは2mないくらいですが、コンクリートブロックで底上げされている分、地上からは2mちょっとの高さがありました。物置の大きさは3畳ほど。古い物置なので、全体的にかなり錆びています。扉の下がボロボロに朽ちていて、引き戸なのですが引いて開けることができなかったので、以前に中を整理した時のように扉を外して作業に取り掛かりました。

床の鉄板は厚さがあるものだったので頑丈さを保っていましたが、枠組み部分の梁にあたる鉄の棒が錆びて朽ちていたので、床がガタガタして、まるでアスレチック場にある揺れる吊り橋のようでした。床の鉄板はもともと固定されていないようだったのでそのまま取り外せそうでしたが、そうしたら天井に手が届かなくなるので床はそのままにして、床梁を頼りに足場にして天井部分から解体することにしました。

溶接はされていないので、ネジとナットを外せば解体できそうです。しかし、ネジとナットも錆びて固着していたので、物置の内側からナットを回してもネジも一緒に回ってしまってはずすことができませんでした。何ヶ所か試したら外せるところもあったので、とりあえずナットが外せるところだけ外してから考えることにしました。

ネジ&ナットが回るならば多機能の電動工具を買おうと思っていましたが、やめておきました。買おうと思っていた工具に丸鋸(まるノコギリ)も付いていたので、そこが魅力的でした。DIYで何か作ったり、木製のものを解体する時に便利なので、必要に応じてまた検討してみたいと思います。

はしごを持ってきて屋根の上を見てみると、ネジとトタンの隙間をなくすためのプラスチック製のワッシャー(平座金)が噛ませてあったので、ペンチで強引にちぎり取ってみました。材質がプラスチックで尚且つ雨風に晒されていたので劣化していて、簡単に取ることができました。屋根と側面の壁の材質はトタン板なので、割と薄い材質です。トタン板にあいているネジ穴部分の周りが錆びていたので、中からペンチでグリグリして穴を広げて引っ張れば、ネジの頭がトタン板を突き破って取れるのではないか、と閃きました。

実行してみると、力はいりますが思っていた通りにトタン板をネジの頭が突き破って、トタン板とネジを分離させることに成功しました。ほかのネジも内側から引っ張って行きましたが、外側のプラスチックのワッシャーが劣化しているところは、中から引っ張ることでワッシャーが割れて簡単につき破れましたが、ワッシャーがなかなか割れなくてしぶといところは苦労しました。屋根に登ってワッシャーをペンチで取り除こうとも考えましたが、トタン板が錆びてて屋根に乗るのが怖かったので、それはやめておきました。

屋根部分のトタン板を固定していたネジを無理矢理引っ張って分離させたところで、今度はトタン板を外して地面に置いていきました。折り畳めそうだったので、折り紙のように四つ折りにして足で踏みつけて4分の1の大きさにしておきました。

次は側面のトタン板を剥がしていきます。扉部分にはトタン板がないのでトタン板がある壁は3つです。天井と同様に、ネジとナットが錆びて固着していたので、ナットを回すとネジも一緒に回って外すことができません。しかし天井と違い、側面のワッシャーには手が届くので、まずはペンチでワッシャーを取り除く作業から取り掛かりました。

ワッシャーを取り除いた後、中からペンチでネジを引っ張ってネジの頭をトタン板にめり込ませて強引にネジを貫通させ、ネジとトタン板を分離させてからトタン板を取り外していきました。天井のトタン板と同様に4つ折りにして重ねていきました。

あとは扉と反対側の壁ですが、すぐ後ろが家の塀になっていて隙間がないので回り込めず、ワッシャーを取り除くことはできません。そのため、中から引っ張ってワッシャーを破壊しながらネジの頭をトタン板にめり込ませて分離させようと試みました。

後ろの壁部分は、日も当たらず紫外線の影響をあまり受けていないからなのか、ワッシャーは天井部分より劣化が進んでいないせいか、中からペンチで引っ張ってもなかなかワッシャーを破壊することができませんでした。どんどん握力もなくなってきて、わたしのHPもだいぶ削られてきました。

時計を見ると昼の12時を超えていたので、作業が停滞していたこともあり、いったんお昼ご飯にして休憩することにしました。手袋をとって手をみてみたら皮がむけていました。

枠組みと残り一面となった壁のトタン板を見ながら、この後どうしようか考えました。やはりどうにかして壁の外側にあるプラスチック製のワッシャーを取り外さないとトタン板は取り外せないだろうという結論に達し、ではそうするにはどうしたらいいかを更に考えました。

床板の鉄板は厚さがあって頑丈で重そうだけど、それを取り外したら軽くなる。そうしたらコンクリートブロックの土台から下ろしても危なくなさそうなので、扉側に降ろせば後ろの壁に入り込めるのではないかと閃きました。

十分休憩をとってHPが回復したところで作業を再開しました。

先程イメージした通りに、まずは床の重い鉄板を外に出し、枠組みとなった物置の角の部分を持ち上げてみました。イメージしていたより軽かったので、そのまま慎重にかつ大胆に引っ張ってコンクリートブロックの土台から引きずり下ろしました。

後ろ側の壁に隙間ができたので、入り込んでワッシャーをペンチで取り外し、内側からペンチでネジを引っ張ってトタン板を貫通させていき、すべてのトタン板を取り外すことができました。

あとは枠組みの鉄の棒だけになりましたが、止めてあるネジとナットの部分の錆が酷いので、前後左右に存分に動かしていたら、いとも簡単にねじ切れてしまいました。最後は呆気なかったです。

0円で物置を処分しました

解体した物置の処分方法ですが、まず考えたのが市区町村で行っている「粗大ゴミ」で回収してくれないかということです。

ゴミの分別方法が書いてある冊子を見てみると、「自分で清掃センターに持ち込める場合は無料、自分で持ち込めない場合は有料。セットで販売されているものはセットで1点と考える」と書いてありました。トタン板は柔らかいので四つ折りにできましたが、床の鉄板は頑丈なので大きいままです。乗用車には入らないので、依頼することになります。

さっそく電話してみましたが、オペレーターの方によると、物置を解体した残骸は建材にあたり、建材は引き受けられないとのことでした。

次の一手を考えます。

処理困難なゴミ

冊子の別のページを見ると、収集も持ち込みもできない「処理困難なゴミ」という項目がありました。処理困難なゴミとは、ピアノ、ドラム缶、サーフボード、コンクリート製品、消化器、オートバイなどのことです。

市区町村の許可を受けている業者というのがあるとのことなので、調べてみると一般廃棄物処分業者 名簿」というのを見つけました。その中の1社のみ金属を扱っていたので、その業者のHPを探して見てみました。すると事業内容に「金属物リサイクル」とありました。リサイクルということは、料金が発生しないのではないかと一瞬歓喜しましたが、聞いた方が早いので半信半疑のまま電話してみることにしました。

すると、訪問して引き取る回収はおこなっていないけれど、持ち込みならば無料で引き取ってくれるとのことでした。これは渡りに船、大海で浮木に出会う、願ってもない助けでした!

軽トラを手配する

次に、軽トラックの手配です。レンタル料金を比較してみましたが、どのレンタカー会社もだいたい3時間3,500円、6時間4,500円くらいでした。そこに物損事故などの保険を付けると1,000円~1,500円ほど別にかかります。10分100円というレンタカー会社もありましたが、私が調べた店では軽トラは対象外でした。

知人と雑談している時に、何気なく物置を解体した話や軽トラをレンタルしようとしている話をしたら、その人が軽トラを所有しているということなので、ご飯をご馳走する代わりに軽トラを借りられることになりました。おまけに積み込みなども手伝ってくれるということなので、大変助かりました。

いざ処理業者へ

土日は処理業者が休みなので、平日の自由に動ける日を決行日として、当日、軽トラの荷台に解体した物置の残骸を積み込んでいきました。

意気揚々と出発して処分場に着いたのですが、お昼休みだったので作業が中断していて、再開するまで30分ほど暇を持て余す羽目になりました。周りに何かあれば時間がつぶせたのですが、初めて来た場所だったので、周りに何があるかもわからず、仕方なく処分場の駐車場でスマホをいじって待つことにしました。

待つだけの30分はとても長く感じました。30分後、処理する量を計測するために車ごと乗れる体重計で重さを量り、案内されるまま施設の中へと進んでいくと、天井から吊るされた大きなUFOキャッチャーのようなクレーンがある施設に誘導されました。車の荷台から物置の残骸を人力で下ろすことなく直接、クレーンの先に付いた電磁石で吸い付けて運んで処理しました。荷台から鉄クズがすべて無くなったら、また車ごと重さを量って終了となりました。

キレイさっぱり片付いたので、帰り道は晴れやかな気分になりました。

まとめ

調べている途中で知ったのですが、もっと大量の鉄くずだったらリサイクル資源として買取ってもらうこともできたようです。例として、「鉄くず300kg × 単価12円/kg = 3,600円」といった感じです。単価は相場によって変動します。

業者によっては少量でも買い取ってもらえるところもあるかもしれませんが、わたしの近場ではありませんでした。あるにはありましたが、遠かったので断念しました。