キャッシュレス決済というのは、買い物する時に、お札・硬貨による現金での支払いではなく、キャッシュカードやスマートフォン決済による支払い方法のことをいいます。
「非接触型決済」と「QRコード・バーコード決済」
「スマホ決済(スマートフォン決済)」とは、スマートフォンを利用した決済方法を総称した呼び名です。スマホ決済には「非接触IC決済」と「QRコード決済」の2種類があります。
スマホ決済:非接触IC決済
非接触IC決済は、ICチップを搭載したスマホで決済する仕組みのことを指します。スマホに搭載されたNFC・FeliCa・Bluetoothなどを利用した決済方法がそれにあたります。クレジットカードや電子マネーなどの情報を登録したスマホを、専用端末にかざすことで決済が可能になります。
スマホ決済:QRコード決済
QRコード決済は、スマホの画面に表示されたQRコードやバーコードを読み取って決済する仕組のことを指します。
多種多様なキャッシュレス決済サービス
iPhoneかAndroid端末かで分けるなら以下のようになります。
非接触型決済で分けるなら以下のようなサービスがあります。
交通系ICカード"Suica"のモバイル版「モバイルSuica」「nanacoモバイル」「iD」など。
QRコード・バーコード決済で分けるなら以下のようなサービスがあります。
「PayPay」「LINE Pay」などが代表的なサービスです。
今回、調べるまでは「モバイルSuica」と「PayPay」のシステム的な違いがよくわかりませんでしたが、規格の違いがあることを知りました。この他にも、クレジットカードをかざしてピッと決済する規格はNFCによるもので、NFC Payと呼ばれていることも知りました。
サービスを開始した最初の頃のPayPayは、その場で上限10万円相当が還元されるキャンペーンを打ち出して、ビックカメラで狂喜乱舞する様子がTwitterで見られましたが、その頃は正直まだまだ遠い存在に感じていました。というのも、還元額が100億円へ達してキャンペーンが終了するまで、開始からわずか10日の出来事だったので、なんだかよく分からないうちに終わってしまったからです。
その後のキャンペーンでは「まちかどペイペイ」と銘打って、より身近にスマホ決済を感じられるようになってきて、やっと入口まで来たような感じがします。
しかし、ようやくキャッシュレス決済サービスという存在を知って入口から中を覗くけど、中にはまだ入れないでいる、という人の方がまだ多いのではないかと思います。それは、地方に行けば行くほど感じます。キャッシュレス決済化が進んでいるとはいえ、まだまだ地域格差が大きいように思います。
田舎の商店や駄菓子屋で、子供がキャッシュレス決済で支払う光景が見られるようになるのはいつの日なのか、個人的にはその過程に興味があります。
まとめ
選択肢が2つか多くても3つくらいだったら、利用者もお店も導入にそれほど迷いは生じないと思いますが、現状では如何せん種類が多すぎます。統一規格のJPQRができたとはいえ、そもそものスマホ決済サービスが多いので、複雑にさせています。
一周してクレジットカードもしくはデビットカードを端末に差し込むかスライドさせて決済する方法に落ち着かないかな、と思っています。NFC Payによるクレジットカードをピッとかざして決済する方法もあるし、わざわざスマホを用いなくてもいいのではないかとも思っています。
ここまで読んだ人は、「お前みたいな奴がいるからキャッシュレス決済化が進まないんだよwww」と思うでしょうね。